緑内障は
目の中を流れている房水の流れが悪くなり、
眼圧が高くなり、視神経が障害され、
頭痛や目の痛み、視力障害や視野狭窄を来し、
最悪失明することもある病気です。
正常眼圧は10-21mmHgですが、
眼圧が高くない正常圧緑内障もあり、
むしろその方が多いとも言われています。
東洋医学では
緑内障は房水の流れが悪くなる
「水毒」によるものと考えられ、
水の流れを良くしてやる
「利水剤」を使うことで
眼圧を下げてやります。
緑内障の場合は、
リョウケイジュツカントウや
ゴレイサンを使用します。
前者は首から上の水の滞りを改善し、
めまい、耳鳴り、頭痛、
頭重感にも効きます。
ゴレイサンは全身の水の流れの悪い、
足がむくんだり、尿の出の悪い場合に使います。
当院では患者さんの病状に応じて
前者を単独で使用したり、
両者を適切に併用して治療しています。